スポンサーリンク

2013年4月18日木曜日

就活スタート時に確認すべき7つの鉄則・2015年版(インターンシップ etc)

就活準備スタート時に確認すべき7つの鉄則

*2015年1月15日更新版。

2015年に入って、2016年卒の皆さんだけでなく、2017年卒や2018年卒の皆さんも、インターンに参加する人が出てきていると思います。就活スケジュールが遅くなったとはいえ、インターンシップを青田買いとして位置付ける企業が少なくないのが現実です。就活に限らず、何事も最初が肝心。ここで方向を誤ると、とてつもないロスが出てしまいます。

第一志望内定をめざす人のために、就活準備スタート時の7つの鉄則を整理してみました。

15年以上キャリアコンサルタントとして学生の就活を見守ってきた経験をもとに、とくに大事だと思うのは、次の7つです。

1、テクニックなんか、気にするな。
2、チームで成果を出す経験をしろ。
3、現場インターンシップに参加せよ。
4、先頭集団でチームをつくれ。
5、内定者10人の話を、タイマンで聞け。
6、社会人10人の話を、タイマンで聞け。
7、筆記試験をバカにするな。

1、テクニックなんか、気にするな。

就活をしていると、自己PRや面接対策でテクニックについての情報があふれます。けれど、企業はキミが仕事ができそうなのかどうかが知りたい。そのためのPRであり、面接、グループ・ディスカッションです。逆に言えば、仕事をするための基礎さえみっちり鍛えれば、必ず内定するのです。なのに、テクニックに偏ってしまうと、台無しです。確かに本番直前には、面接などでちょっとしたテクニックを知っておくと有利だという事実はあります。でも、志望企業の人事がきちんとした人なら、テクニック以前に、「本当に仕事ができそうなのかどうか」で評価を下します。ですので、スタート時点からテクニックに頼り切るのは、NGです。

2、チームで結果を出す体験をしろ。

「仕事がデキる」とは何か。ここを正確に理解することが、就活を効率化します。一言でいうと、「自分の強みを生かして、チームで結果を出すこと」。野球やサッカーと同じです。だから、自分の強みを考え、それをしっかり磨くこと。そして、チームの中でその強みが生かせるようにすること。この2つが決定的に大事です。

3、現場インターンシップに参加せよ。

仕事がデキるようになるには、仕事を経験してしまうのがイチバン。仕事は水泳同様、実技です。水に入らないままでは、泳げるようにならないように、仕事をしてみなければ、仕事ができるようにはなりません。

時間の制約のある人は、サークルでもゼミでも、仕事に近い体験をしておきましょう。たとえば、体育会系のサークルなら、チームを強くし、結果を出すこと。あるいは、サークルの広報を充実させて新入会する新入生を倍増させることでもいいでしょう。「チームで成果を出すこと」が仕事の基本です。

今日からの生活では、結果を出すことにこだわってください。感覚としては、プロの野球選手、サッカー選手と同じです。インターンやアルバイトであれば、売上や客数など、数字で伝えられる結果をめざします。日々、成果を積み重ねていれば、結果的に、他人とは一味違う自己PRを完成させることにもつながります

このところ、意識の高い学生の間では、海外インターンシプ海外ボランティアがトレンドです。他人との差別化をめざしてのことだと思いますが、海外インターンにチャレンジする人自体はたくさんいます。ですので、海外経験であっても、何等かの結果が期待できるもの(慈善事業の小学校建設スタッフに加わり一緒に建物を完成させた、大学周辺のレストランのマーケティングを手伝い売り上げが上がった etc)などがおすすめです。

4、先頭集団でチームをつくれ。

就活は情報戦。イチバンいいのは、情報収集が得意な人たちでチームをつくってしまうこと。とくに夏休みまでのセミナーやインターンシップでは、意識の高い学生と会える機会が多いのです。ですので、時間の余裕がある限り、複数のインターンに参加し、他の学生との親交を深めることをおすすめします。

5、内定者10人の話をタイマンで聞け。

業界・企業によって、やるべき対策が違います。また、学生のタイプによっても、やるべきことが違うのです。

たとえば、業界別ということでは、テレビ局は志望動機でやりたい企画重視、一方、人材業界では志望動機はさほど重視しない企業が結構あります。また、学生のタイプということでは、男女で聞かれることが異なったり、体育会系は就職に有利だったりといった違いがあります。そのため、できるだけ複数の業界の違ったタイプの学生から、話を聞いておきましょう。

なぜタイマンかというと、人間、1対1のときに、もっとも本音を言ってくれやすいことによります。

6、社会人10人の話をタイマンで聞け。

学生と社会人とでは、意識がまったく違う部分が多々あります。時間厳守とか、メール・電話のマナーとかも、かなり厳しめの社会人がいます。ちょっとコワいかもしれませんが、SNSなども活用して、早めにOB・OG訪問を始めましょう。社会人は、別に大学のOB・OGでなくてもいいのです。各地でおもしろそうなセミナーが盛んに開催されていますので、ちょこちょこ顔を出し、オフ会などで社会人と交流しておけば、社会人の思考回路を感じることができ、結果的に面接などでも役立つことになります。

7、筆記試験をバカにするな。

志望企業の筆記試験内容をおさえていますか?SPIや英語、作文など、志望する業界によって、筆記試験の内容は微妙に違います。せっかく第一志望が見つかっても、筆記で落ちては泣くに泣けません。でも、毎年、絶対行きたいと思った企業に筆記落ちする人が後を絶たないのです。

筆記試験は1種類ではなく、主だったものがいくつかあります。アマゾンなどで口コミ・評判をよく確認して、実際の形式に近い参考書や問題集を選択して取り組むことが肝心です。ちょっとびっくりすることではありますが、問題集の中には、実際の傾向を十分把握せずに出版してしまっているものもありますので、注意が必要です。

筆記の中には、適性性格検査もあります。こちらもバカにできません。面接官の中には、性格適性の結果を手元において質問をしてくる人がいるためです。就職サイトの中にはネット上で無料の自己分析サービスを提供しているところがあります。そうした機会を使うのも一手です。

新年度の就活本の発刊を待っていると、インターンの選考には間に合わないことがあります。ですので、旧年度版も活用しつつ、筆記対策をぬかりなく行ってくださいね。

おすすめのSPI対策本としては、次の書籍などがあります。

・『この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている 2016年度版
  SPIノートの会 (著)(洋泉社)


■面接対策について

小手先のテクニックに終始するのはNGですが、まったく練習せずに本番の面接に臨むのもいただけません。なぜなら、短時間の面接で自分のイイタイコトが言えるようになるためには、通常10回以上の練習が必要だからです。

リクナビ(リクルート社)など、就職サイトのイベントで、模擬面接が経験できるものが結構あります。第一志望の面接までに、本番も含めて、できるだけ多くの面接を体験しておきましょう。


■英語について

就活での英語力について聞かれることがよくあるので補足しておきます。とくに外資系や商社、客室乗務員は、英語が必須な場合が多いです。英語の試験のある企業では、TOEICのスコアは最低600点、英語を重視する企業については730点以上は欲しいところです。また、外資金融や客室乗務員の場合、英語面接を行う会社もあります。

英語力はすぐには伸ばせません。すき間時間に聞き流し学習をしたり、オンライン英会話を活用するなどして、早いうちから対策をスタートさせておいてください。


■SNSを活用しよう!

内定者や社会人と交流するには、twitterやfacebookなどのSNSが便利。主だった会社の内定者や企業人が使っているからです。

ツイッターは情報が早いので、チャンス情報をいちはやくゲットするために活用するのがいいでしょう。各SNSの検索サイトで、「就活 2017」(卒業年によって2017、2018)といったキーワードを入れたりして、アカウントを探してみましょう。

私自身も facebook をやっています。よろしければのぞきに来てください。

facebook:夢をかなえる自己PR

facebook:ゼロからわかる就職活動


【関連記事】

どうする?インターンシップ・就活の面接「逆質問」